コラム みすず野
10月20日(金)
 消費税は平成元(1989)年に導入されたので、平成の時代とともに歩んできた税である。現在は8%で、再来年10月から10%に引き上がる予定だ。 5%から8%になった増収分のほとんどは、借金返済に回っているため、負担増の実感ばかりで、受益感がない◆本紙の有権者アンケート調査では、10%への 引き上げについて、半数以上が「凍結するべき」と答え“消費税アレルギー”はいまなお強い。年金のみで生活している高齢者には切実な問題なのだ。「引き上 げるべき」は3割で、これ以上の借金先送りは心配、高齢社会では仕方ない、などである◆借金返済、社会保障の財源に回すのであれば、との意識が少しずつ浸 透してきている、と言えよう。憲法改正に関しては、半数が「反対」「どちらかといえば反対」で、「賛成」「どちらかといえば賛成」の24・6%を大きく上 回った◆衆院選ははや終盤を迎え、与党の自公大勝の予想が報じられる。調査の消費増税、憲法改正からすると、明らかなずれを生じているが、それでも自民党 を支持するのは、野党が相変わらず信頼に足る受け皿として、存在していないということだ。