コラム みすず野
12月13日(水)
 スピードスケートの短距離で、エースと称され、金メダル大本命と言われて臨んだ冬季五輪で、敗れ去ったのは古くは鈴木惠一、黒岩彰である。黒岩はその4 年後のカルガリーで銅メダルを取った。スピードスケート界悲願の金メダルに輝いたのは清水宏保。忘れもしない1998年長野五輪の500bだ◆いずれも男 子である。女子はこれまでエースは存在したが、金メダル大本命はいなかった。茅野市出身の小平奈緒選手(相澤病院)は、2カ月後に迫った韓国・平昌五輪の 金メダル大本命である。しかも500b、1000bの2種目で。身長165aは外国人選手に比べて決して大きくないし、年齢も31歳になる◆伊那西高時代 に頭角を現し、実業団から誘いを受けたが、教員になる夢をかなえるべく、清水を育てた結城監督率いる信州大に進学した。500bは昨季から連勝を続ける無 敵の強さを誇り、今度は1000bで世界新記録を打ち立てた。快挙というほかない◆五輪への期待がますます膨らむ。実力をそのまま出せば、金メダルはまず まちがいない。しかし、五輪のプレッシャーは独特のものがあろう。平常心が大事だ。