コラム みすず野
8月19日(土)
 要介護・要支援認定を受け、自宅で暮らしている人の半数以上が、施設への入所を希望せず、自宅で生活したい意向である、との松本市の調査結果が公表され た。可能な限り自宅で、という思いをかなりの人が持っているのだ◆日本人は年を取って足腰が弱り、何らかの介護が必要になっても、わが家に住み続けたいと 願う人が多いとされる。自然な感情だろう。しかし、日本の住宅構造は高齢者には使いにくく、事故が起きやすいとも言われる。段差が多い、古い民家だと室内 が暗い、居室とトイレ、風呂場との温度差が大きい、などである◆段差の解消や手すりの設置には、改修費がかかる。補助金などを活用して、早めに取り組むに 越したことはない。室内が暗い場合、電球を交換するだけで効果は大きい。足元の小物、コード類の整理も必要だろうし、トイレや脱衣所には薄型ヒーターを置 くなどして、温度差を少なくしたい◆ただ、親の自宅介護のために子が離職したり、長期休暇に及んだりは、できる限り避けたい。その後の生活が成り立たなく なるリスクが高いからで、介護サービスや施設等を上手に利用し、乗り切ろう。